| | 名称 | 分類 | 産地 | 用途 | 特性 | 比重 |
 | スギ 杉 | スギ科 スギ属 | 本州 四国 九州 | 建築、建具、土木、船舶、車輛、家具、器具、樽、桶、はし | 軽軟で加工性が良い。特有の香りがある。乾燥がはやい。 | 0.38 |
 | ヒノキ 桧 | ヒノキ科 ヒノキ属 | 本州中部 四国 九州 | 建築、家具、器具、船舶、彫刻、車輪、社寺 | 水に強い。光沢がある。狂いが少ない。加工性が良い。特有の芳香がある。 | 0.41 |
 | アカマツ 赤松 | マツ科 マツ属 | 本州 四国 九州 | 建築、建材、器具、車輪、土木、船舶、パルプ | 油分が多く、手入れをすると飴色になる。重硬で加工性は中庸。 | 0.53 |
 | カラマツ 唐松 | マツ科 カラマツ属 | 本州北部 〜 中部 | 建築、土木、船舶、パルプ | 割れやすく仕上げしにくい。ヤニ気が強い。重硬で加工性は中庸。 | 0.53 |
 | ベイマツ 米松 (ダグラスファー、 オレゴンパイン) | マツ科 トガサワラ属 | 北米西部 | 建築、合板、船舶、車輪、土木、パルプ、包装 | 心材は、淡い赤褐色、辺材は淡い黄白色で境界は明瞭。木目は直通で木肌は粗い。杉と松の中間の材質で油っ気が多い。重くて硬い材で耐朽性、保存性は高い。加工容易。仕上げ中庸。 | 0.55 |
 | ベイヒバ 米ヒバ (イエローシーダー) | ヒノキ科 | アラスカ 〜 オレゴン州 東部 | 建築、戸外用材 | 肌目が細かく狂いが少ない。加工性が良く、耐久性もある。虫害に強い。心材は淡黄白色、辺材は白色から黄白色。 | 0.5 |
 | ベイヒ 米桧 (オーソンヒノキ、 グラントヒノキ) | ヒノキ科 ヒノキ属 | 北米西部原産 ヨーロッパや 日本にも分布 | 土木、建築全般、建具、家具、器具、船舶、 | 加工性、仕上がり良好。磨くと美しい光沢が生まれる。木肌は、緻密で耐候性、保存性に優れている。心材は、赤みを帯びた黄白色から黄褐色。辺材は、白ないし黄白色で境界は不明瞭。 | 0.51 |
 | ベイツガ 米栂 | マツ科 ツガ属 | 北米 カナダ西部 | スギの代用としての建築、建具、防腐、土台、パルプ | 堅さ、加工性は中庸。仕上げ良好。磨くと光沢がでる。割れが入りやすく、変色しやすい。 | 0.46 |
 | ベイスギ 米杉 | ヒノキ科 ネズコ属 | アラスカ 〜 北米西部 | 外壁板、屋根材、器具、枠、土木、心材 | 軽軟だが耐久性にすぐれ、割って薄板にしやすい。仕上げは中庸。ネズコと同属。 | 0.37 |
 | スプルース 米トウヒ | マツ科 トウヒ属 | アラスカ 〜 北米西部 | パルプ、建築、楽器、ピアノ響板 | やや軽軟で加工容易。仕上げは良好。絹糸光沢がでる。 | 0.41 |
 | シベリアカラマツ | マツ科 カラマツ属 | 旧ソ連 極東部 | 仮設用材、枕木、電柱 | 針葉樹としてはかなり重硬。加工はやや困難。水中での保存性が大きく樹脂分が多いのが特徴。 | 0.51 |
 | アガチス類 | ナンヨウスギ科 | 東南アジア 全域 豪州 | 建築、内装仕上げ材、家具、器具、鉛筆、マッチ | やや軽軟で割れにくい。加工容易、仕上げ良好。保存性は低い。 | 0.48 |
 | サイプレス | ヒノキ科 ヒノキ属 | 西 オーストラリア | ウッドデッキなど | シロアリや腐食に大変強い。 | 0.68 |
 | イタヤカエデ | カエデ科 カエデ属 | 本州 四国 九州 | 建築、家具、スキー、土木、船舶、楽器、工芸(イタヤ細工) | 硬くて粘りがある。加工はやや困難。仕上がりは良好。絹糸光沢がある。曲木にも使える。 | 0.67 |
 | カシ 樫 | ブナ科 コナラ属 | 東アジア 〜 東南アジアの 暖帯に自生 | 建築材、船舶材、器具、鉋台、ノミ、カナヅチの柄 | 非常に硬く国産の材の中で一番重い。弾性があって水湿にも強い。辺材と心材の境は不明瞭。日本にはアカガシ、ウラジロガシ、ツクバネガシ、シラカシ、アラカシ、イチイガシなどがある。 | 0.80 |
 | カツラ 桂 | カツラ科 カツラ属 | 北海道 〜 九州 | 家具、器具、文房具、装飾、彫刻、碁・将棋盤 | やや軽軟で加工は容易。仕上げは良好。趣味の木彫りに最適。 | 0.49 |
 | キリ 桐 | ゴマノハグサ科 キリ属 | 北海道南部 以南で植裁 | 家具、小箱、建築(天上板、欄間)下駄、装飾、木炭 | やや重硬、強くて粘りがある。加工性、仕上がりは中庸。 | 0.30 |
 | クリ 栗 | ブナ科 クリ属 | | 建材、家具、工芸品、器具 | | 0.60 |
 | ケヤキ 欅 | ニレ科 ケヤキ属 | 本州 四国 九州 | 建築、社寺、彫刻、家具、器具、船舶、装飾用突板 | 曲木に適す。日本の広葉樹の中で最優良材の一つとされる。 | 0.69 |
 | シナノキ | シナノキ科 シナノキ属 | 北海道 〜 九州 | 家具、機械、合板、器具、鉛筆、 | 材質は均整で軽軟。加工は容易。仕上げは中庸。塗料や接着剤に注意が必乾燥は容易。 | 0.48 |
 | チーク | クマツヅラ科 チークノキ属 | インド マレー半島 原産 タイ ミャンマー フィリピン インドネシア | 家具、造船材、 | 乾燥後の伸縮やそりがなく、耐久性と強度がある。湿気や虫害に強い。心材が金褐色、辺材は黄白色。 | 0.60 |
 | トチノキ栃 | トチノキ科 トチノキ属 | 北海道南部 本州 四国 | 器具、家具、装飾、漆器木地、建築、合板、彫刻、土木 | 保存性は低い。乾燥は容易。軽軟で加工は容易。仕上げ良好。絹糸光沢がある。狂いやすい。 | 0.52 |
 | ブナ | ブナ科 ブナ属 | 北海道西南部 〜 九州 | 建築内装材、家具、器具、曲材、合板、船舶、機械、パルプ | 重硬だが粘りがあり曲げやすい。乾燥の途中狂いやすい。 | 0.65 |
 | ブラックオールナット (黒胡桃/ クルミ) | クルミ科 クルミ属 | アメリカ 北東部 ヨーロッパ カナダ | 高級洋家具材、銃床、器具、 | 心材は、黒褐色〜帯紫褐色、辺材は灰色。木肌はやや荒い。粘り強く狂いが少ない。重くて硬い。加工性、接着性、塗装性、仕上がりともに優良。使い込むと美しい光沢が生まれる。 | 0.59 |
 | ホオノキ | モクレン科 モクレン属 | 北海道 〜 九州 | 彫刻、製図板、定規、建具、家具、器具、楽器 | 保存性は低いが、軽軟で加工は容易。乾燥も容易で仕上げは良好。狂いも少ない。 | 0.48 |
 | ホワイトメランチ | フタバガキ科 南洋材 | 東南アジア | 合板、建築、家具 | 散孔材。加工は中庸、仕上がり良好。辺心材ともに淡黄白色、淡い褐色で時間がたつと褐色を帯びる。細胞中にシリカが含まれており刃物を傷めるのが難。揃った淡い色のとして内装材に使われることも多い。 | 0.5 〜 0.60 |
 | マカンバ 真樺 | カバノキ科 カバノキ属 | おもに北海道 本州北中部 | 家具、彫刻、車輛、合板、建築、突板 | 重厚で強い。狂いが少ない。着色性が良い。仕上げは良好。日本を代表する良材の一つ。 | 0.67 |
 | ミズナラ 水楢 | ブナ科 コナラ属 | 北海道 〜 九州 | 家具、フローリング、器具、車両、洋酒樽、突板 | 環孔材。重硬で加工困難。 | 0.68 |
 | ヤチダモ | モクセイ科 トネリコ属 | おもに北海道 本州北中部 | 家具、建築、バット、テニスラケット、船舶、合板、ベニヤ合板 | やや重硬、強くて粘りがある。加工性、仕上がりは中庸。 | 0.65 |
 | ヤマザクラ | バラ科 サクラ属 | 本州 四国 九州 | 建築材、造作材、楽器、高級家具 | 硬く強靱で狂いが少ない。加工性、着色性、に優れ、磨くと光沢がでる。 | 0.68 |
 | レッドメランチ | フタバガキ科 | 東南アジア | 建築(造作)、合板、家具、車輛、 | 加工容易。仕上がり良好。辺材は乾くとヒラタキクイムシの害を受けるので防虫加工した方が良い。 | 0.5 〜 0.60 |
 | ローズウッド (紫檀/ ナンベイシタン) | マメ科 ダルベルギア属 | アフリカ 南米 フィリピンを除く 東南アジア | 装飾性の高い高級家具、器具、 | 心材は、赤褐色の他、橙、紫。辺材は白色。密で硬く光沢がある。切削加工は困難。磨くと美しい木目が表れる。 | 0.82 |
| 言葉の由来: | もともと古代人が桧材を棒でもんで火をつくる方法を発見したことから『 火の木 』と呼ばれそれが転じて『 ヒノキ 』となったと言われています。 「 ヒ 」には、「 良い 」という意味があるため、ヒの木と呼ばれたいう説もある。 |
| 分布: | 福島県以南から九州まで分布 桧は杉と比べると、やや乾燥した土地を好み、杉より成長が遅く手入れも多く必要とする材である。 材の色は、淡紅白色。肌触りがなめらかで、肌目が非常に緻密。独特の艶と香りがあり、強度に優れ狂いが少なく耐久性はトップクラスで活用範囲は広い。 |
| 用途: | 土台・柱・垂木・根太・母屋・貫・敷居・鴨居 など桧は昔から日本の木の文化を支え、その形成に大いに貢献してきた。 『日本書記』の中に「杉・楠の木は船に、桧は宮殿に」と記されているとおり、その数千年も前の時代から桧が宮殿建築用として使用され、最適最高の材であることが証明されている。 |
| 香り: |
桧は独特の匂いがあり安息効果があると言われています。
その成分には 「 アルファピネン 」(注1)や「 ボルネオール 」(注2)や「 ヒノキオール 」(注3)などの精油分によるもので、人間には心地よいが虫(ダニ・白蟻等)や細菌には恐ろしく嫌な匂いらしいです。
桧は、香りで心を癒す・・・・・この香りには精神を安定させる科学的パワーがあります。
人はいい香りをかぐと、自律神経の緊張がほぐれて血行がよくなり、心身ともにリラックスできます。(アロマテラピー効果)
とくに、桧はその効果が高く精神安定剤の代わりに桧の精油を持ち歩くスポーツ選手もいるそうです。
(注1)アルファピネン:抗菌や解毒作用があり、野菜のみょうがにも含まれ精神安定にも効果があると言われています。
(注2)ボルネオール:防虫や抗腐敗・解毒作用があり、入浴剤やアトピー皮膚炎等の薬剤にも使用されています。
(注3)ヒノキオール:抗菌・防蟻・リラックス効果があると言われている。
************* ヒノキチオール と ヒノキオールは違う物 *************
ヒノキチオールは基本的に台湾桧や青森ヒバに含有されている成分で、国産桧には微量しか検出されていません。その量は、ヒバの10分の1程度である。
|
| フィトンチット: | 多種類の天然植物の茎や葉などから微量に大気に放出されている成分を総称したもの。「フィトン」とは植物を意味し、「チット」は雑菌を死滅させる能力という意味をもつ合成語で、言わば「植物性殺菌素」と言われるものです。 効用は消臭・殺菌・殺虫・植物成長促進・爽快感促進・免疫促進などの森林浴効果で、空気を浄化し人間の体に活力を与えてくれます。 |
| 成分特性: | 桧は抗菌・防蟻・抗腐敗の効果が強く、例として、ひのき風呂と言った肌が触れる所やまな板や弁当箱等、食材の調理や保管に使用されるなど滅菌効果が高いことがわかる。 |
| 法隆寺: | 法隆寺を建てた頃、木と言えば桧でした。 桧は、伐採してから200年は強くなり続けそれから千年という長い時間を経てゆっくり弱くなる。 法隆寺の昭和大修理をした時に交換した材は35%だけで、残りの材は1300年前のままの材を使用したと言われています。 もし、欅や松を使用していたらだいたい600年くらいしか持たないでしょう。杉で800から1000年くらい。 桧だから、1300年以上も搭を支えているといわれています。 |
| 強度: | 1300年前の法隆寺で使用された桧と新しい桧、どちらが強いか? 桧は伐採されてから2〜300年の間は、強さや剛性が徐々に増して2〜3割も上昇し、その時期を過ぎた後、ゆるやかに下降する。 その下がりカーブのところに法隆寺の柱が位置して、新しい柱とほぼ同じくらいの強さになっていることがわかっている。(図1〜4参照) 木は切られた時に第一の生が終わり、建築材として使用される時に第二の生が始まり、その後何百年もの長い年月を生き続ける。 桧は1000年経っても、削ればヒノキの香りがする。 ようするに、桧は生きつづけているということがわかります。 |